私は息子と実家へ帰省するとき、いつも「えきねっと」で新幹線のチケットを買っています。

最近息子が療育手帳を取得したので、えきねっとから障害者割引ができるのかやってみることにしました。

れもん

「えきねっと」で障害者割引をするには、操作はどうやるのかな?

えきねっとにログインして、サイト下部の「障害者手帳情報の登録・変更・削除」から手続きができます。

この記事では、webサイトのえきねっとで療育手帳を登録方法と子どもと横並びで座席を確保する方法、その他新幹線を少しでも子どもが快適に過ごすためのアイテムをご紹介します。

実際にえきねっとに療育手帳を登録して普通にチケットを取ろうとしたら、子ども横並びにならない可能性があってびっくりしました。

でも、ひと手間かけることで確実に横並びで席を確保できるので安心してくださいね♪

それでは、障害者手帳の情報登録から予約の順にご紹介していきます。

えきねっと障害者手帳の登録方法

えきねっと障害者手帳情報の登録方法をご紹介します(2025年9月現在)。

登録前に準備するもの

  • 障害者手帳(療育手帳・身体障害者手帳)
  • マイナンバーカード
  • スマホ(マイナンバーカードが読み取れる機種)

その他、えきねっと会員登録をしていないあなたは、先にえきねっとwebサイトで登録が必要です。

上に書いたものが手元に準備できたら、次の手順で登録を進めましょう。

STEP1
ログイン

まず、えきねっとにログイン

STEP2
マイページに入る

「マイページ」ボタンから登録済みのマイページへ入る

STEP3
「障害者手帳情報の登録・変更・削除」を選択

ページ下側にある「障害者手帳情報の登録・変更・削除」を選択

STEP4
ワンタイムパスワードを送る

えきねっと会員登録時に設定したメアドに、ワンタイムパスワードを送る

STEP5
届いたワンタイムパスワードを入力

メールにある6桁のワンタイムパスワードを入れて「次へ」を選択

STEP6
障害者手帳の情報入力

「新規情報登録」を選択

STEP7
利用規約の同意・手帳保持者の名前入力
  • 利用規約を確認し、チェックして同意
  • 「えきねっと会員ご本人の手帳情報を登録する」にチェックを入れない(今回は子どもの療育手帳登録のため)
  • 手帳保持者(子ども)の氏名や生年月日などを入力
  • 「入力内容を確認」を選択
STEP8
「マイナポータルに進む」
  • 入力内容を確認し、間違いがなければ「マイナポータルに進む」を選択
  • 自動でマイナポータルへ移動
STEP9
マイナポータルで各種操作
  • ここでマイナンバーカードが必要
  • スマホでマイナンバーカードを読み取る
STEP10
障害者手帳登録の受付完了

すぐに反映されない場合があるので、あらかじめ障害者手帳の登録をしておくと良い

れもん

やや操作数が多いですが、ひとつひとつは簡単でしたよ♪

また、手帳に書かれた旅客運賃減額欄が第〇種かによって切符の割引対象が違うので、よく確認しましょう。

障害者割引 第1種と第2種の違いについて

第1種:障害者本人と介護者の普通乗車券50%引(障害者単独でも可)

第2種:障害者本人のみ、片道100km以上で普通乗車券50%引

障害者割引は普通乗車券のみが対象なので、新幹線に乗る場合は特急券の購入も必要になります。

また、障害者本人(第1種なら介護者はOK)以外に家族など一緒に乗る場合は、別途通常えきねっとで普通乗車券や特急券を購入する必要があります。

そこで、このあとはえきねっとの障害者割引を利用しつつ、新幹線の席を家族分横並びで購入する方法をご紹介します。

えきねっとで新幹線の座席を横並びでとる方法

れもん

えきねっとで障害者割引で子ども分、普通に私の切符を買おうとしたら座席が分かれちゃう。

そこで、どうにか子どもと座席を確実に横並びで取れないか調べたところ、子ども(第2種)と家族が横並びの座席にするためには、3つの手順でいけました!

  • 障害者割引で障害者本人分の乗車券だけを買う
  • 通常えきねっとで家族分の乗車券だけを買う
  • 通常えきねっとで全員分の新幹線特急券をまとめて買う

また、全て「紙のきっぷ」で購入するのも重要です!

少し手間はかかりますが、ポイントを押さえれば簡単にできますよ。

それでは、詳しくやり方をご紹介します。

①障害者本人分の乗車券だけを買う / 障害者割引

STEP1
えきねっとにログインし、「割引きっぷ申し込み」を選択
STEP2
乗降車駅と日付などを入力

障害者割引は片道分しか申し込めないので、復路は別途購入の必要あり

STEP3
障害者割引利用者と、検索オプションの設定

検索オプション内容は以下を選択する

上3つは通常チェックが入っているので、「乗車券のみ購入」に必ずチェックを入れ「列車を検索する」を選択

STEP4
利用する新幹線を選ぶ
STEP5
割引乗車券を選択する

第2種の場合、片道100km以上ないと割引にはならないので注意!

※第2種100km以下の場合割引はないので、家族全員分をまとめて通常えきねっとが簡単なのでおすすめ

STEP6
購入内容の確認と確定

クレジットカードやコンビニ支払などを選択し「この内容で確定」

これで、障害者割引で子ども分の乗車券が購入できました。

続けて、一緒に乗る家族分の乗車券の購入に進みます。

②家族分の乗車券だけを買う / 通常えきねっと

STEP1
えきねっとにログイン、ページ下の通常えきねっとで予約へ

乗降車駅や日付、人数を設定

さらに下へスクロールし、「検索オプション」を設定

STEP2
「乗車券(紙のきっぷ)を申し込む」を選択
STEP3
内容確認と支払方法の設定

クレジットカードやコンビニ支払などを選択し「この内容で確定」

これで家族分の乗車券が購入できました。

それでは、最後に全員分の新幹線座席をまとめて押さえましょう!

③全員分の新幹線特急券をまとめて買う / 通常えきねっと

STEP1
えきねっとにログイン、ページ下の通常えきねっとで予約へ

乗降車駅や日付、人数を設定

STEP2
「検索オプション」は触らず「列車を検索する」
STEP3
利用する電車を選び「きっぷ・座席の種類選択へ進む」
STEP4
特急券の内容を決める

切符の種類は「その他の切符」を選択

指定席や自由席などを決める

始発駅や混まない時間帯であれば、自由席のほうがが安いのでおすすめです。

ただし、確実に座りたい場合やドアから離れた席がいいなどの希望があれば、指定席にして横並びの席を選択しましょう。

STEP5
「乗車券を申し込まない」にする

指定席などを選択すると、さらに下が表示され乗車券申し込みを聞かれる

すでに別途乗車券は購入してあるので、ここで買わないように注意!

STEP6
内容確認と支払方法の設定

クレジットカードやコンビニ支払などを選択し「この内容で確定」

この3つの操作で家族横並びで指定席が取れて、障害者割引が適用されます。

れもん

指定席で座席を横並びにできたので、安心して新幹線に乗れました。

療育手帳を取得したら、えきねっとに登録して新幹線を利用してみてくださいね。

このあとは、療育手帳以外に障害者割引が適用になる手帳をご紹介します。

障害者割引の対象手帳は2種類

  • 療育手帳
  • 身体障害者手帳

旅客鉄道株式会社旅客運賃減額欄に第1種か第2種と書かれた上記手帳が対象(2025年9月現在)

2025年4月からは精神障害者手帳も電車などが同じ障害者割引適用になりましたが、マイナポータルとえきねっとが対応できていないため、今のところ療育と身体障害者手帳だけがえきねっとで利用できています。

精神障害者手帳を利用する場合は、手帳に旅客運賃割減額欄を市役所などで追記してもらって、みどりの窓口で直接きっぷを購入してくださいね。

自閉症息子と新幹線に安心して乗るには

れもん

息子がパニックを起こさないよう、いつも念入りに準備しています。

親子とも安心して移動するために、準備はいくらしてもいいですね。

このあとは、子どものパニック予防で我が家がしている新幹線の選び方をご紹介します。

れもん家の場合

  • 停車駅が少なく、早く到着する新幹線を選ぶ(乗車時間を短く)
  • 車両の真ん中あたりの席を取る(停車駅でドアが開く度、出ていこうとするため)
  • えきねっと切符を購入する

この新幹線の選び方で、これまで多目的室は利用せず通常座席にて新幹線に乗れています。

れもん

あと、えきねっとにもすごく助けられています!

えきねっとなら駅に切符を買いに行く負担がなく、当日子どもの急な体調不良も家から変更などの手続きができます。

また、切符はメールにきたQRコードを自動券売機にかざすだけですぐに発券されるので、すごく便利です。

新幹線で静かに遊べるおすすめおもちゃ

長距離移動だと、子どもが飽きてきて機嫌が悪くなりがちです。

そこで、お菓子や子どもがいつも持ち歩くおもちゃの他に、電車の中でも遊べるものをいくつか持っていくといいですね。

以下にまとめたおもちゃは、音がほとんどでなくて、集中してくれるのでおすすめです。

  • シールブック
  • お絵かきグッズ
  • プッシュポップ
  • スピードGOキャンデー

スピードGOキャンデー以外は、100円ショップでもそろえることができます。

それでは、詳しく見ていきましょう。

 商品 おすすめポイント 購入場所 価格(税込み)

シールブック
・100円ショップで色々な種類が豊富
・駅によっては新幹線のシールブックが販売されているところもある
100円ショップ
駅の売店
おもちゃ屋さん など
100円~

お絵描きグッズ
・ノートと鉛筆(色鉛筆)ならコンパクトに持ち歩ける
・水だけでできる水塗り絵もおすすめ
100円ショップ
文房具屋
ドラッグストア など
100円~

プッシュポップ
・100円ショップでも買える
・親子で競争しても楽しめる
100円ショップ
おもちゃ屋さん など
100円~

スピードGOキャンデー
・ソーダ味のチューイングキャンデーがたくさん入っている
・食べ終わったら新幹線として遊べる
・乗る新幹線とあわせれば子どもが喜ぶ
スーパー
ドラッグストア など
約400円

新幹線に乗車中、お菓子だけで間をもたすのも限界があります。

お菓子と一緒に新幹線のなかでも遊べるおもちゃをかばんに入れておくと安心ですね。

れもん

簡単に遊べるものなら子どもがイライラしないので、パニック予防に。

このあとは、お出かけに必要なものをまとめてみました。

自閉症息子とのお出かけグッズをご紹介!

移動中に必要になるものは、以下のグッズです。

  • 飲み物
  • お菓子
  • おもちゃ
  • 羽織もの
  • ウエットティッシュ
  • 着替え1セット
  • イヤーマフ
  • ヘルプマーク
  • 母子手帳
  • ごみ袋用のビニール袋
  • ティッシュ / ハンカチ

乳幼児は、その他オムツやおしりふき、ミルク、授乳ケープなど

息子は聴覚過敏傾向があるため、イヤーマフを持っていきます。

また、息子は迷子になったことを伝えられないので、万が一はぐれてしまった場合のためヘルプマークを首から下げて持たせています。

ヘルプマーク

見た目ではわからないけれど、身体や精神に困りごとがあることのお知らせマーク

市役所や県庁などでも申請すればもらえる

発達障害も対象

写真引用:内閣府HP

まとめ

  • 療育手帳の登録は、えきねっとサイト下部の「障害者手帳情報の登録・変更・削除」から手続きができる
  • 手帳登録は「療育手帳か身体障害者手帳」「マイナンバーカード」「スマホ」を準備してから始める
  • 手帳に書かれた旅客運賃減額欄が第〇種かによって切符の割引対象が違うので注意
  • 障害者割引は普通乗車券のみが対象
  • 障害者割引を利用しつつ家族と座席を横並びで取るには3つの手順が必要
  • 新幹線に持っていくおもちゃは音が出ないシールブックやプッシュポップなどがおすすめ
  • 聴覚過敏ぎみなら、イヤーマフも持っていくと安心

えきねっとで療育手帳を登録するには、事前に手帳とマイナンバーカード、スマホを用意しておくとスムーズですよ。

その他、療育手帳保持者と家族の新幹線の席を横並びで取りたい場合は、3つの手順を踏まないとえきねっとでチケットが取れないので注意してくださいね。

もちろん「みどりの窓口」でも対応してもらえますが、切符を買いに行く時間がないあなたや、当日子どもが体調を崩した場合もスマホから変更できるのでえきねっとがおすすめです。

療育手帳を取得したら、お出かけの前に余裕をもってえきねっとへ登録しておきましょう。

家族でのお出かけ、楽しんでくださいね♪